冷戦の終結と現代の世界の流れと一問一答
ペレストロイカと東欧革命、ソ連の解体、ヨーロッパ統合、地域紛争とグローバル化を扱います。まず流れの解説を読み、一問一答(29問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
ソ連の改革と東欧革命
1985年にソ連共産党書記長となったゴルバチョフは、行き詰まった政治・経済体制の立て直しを図り、ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)を進めました。1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故は、情報公開の必要性を強く印象づけます。外交では「新思考外交」を掲げ、1987年にはアメリカと中距離核戦力(INF)全廃条約を結びました。
東欧では、ポーランドで1980年に自主管理労働組合「連帯」が結成され、ワレサが指導者となりました。1989年には東欧各国で共産党政権が相次いで倒れ(東欧革命)、ベルリンの壁も開かれます。同じ年の12月、ブッシュとゴルバチョフはマルタ会談で冷戦の終結を宣言しました。一方、中国では1989年、北京で民主化を求める学生・市民が弾圧される天安門事件が起こっています。
冷戦後の世界
1990年10月、東西ドイツが統一されました。ソ連では1991年に保守派のクーデタが失敗したのち、各共和国が独立し、ソ連は解体します。旧ソ連の共和国の多くは独立国家共同体(CIS)を結成しました。
同じ1991年には、クウェートに侵攻したイラクを多国籍軍が攻撃する湾岸戦争が起こりました。冷戦の重しがなくなったことで、各地で民族紛争も表面化します。ユーゴスラヴィアでは1991年から解体が進み、ボスニア紛争などの内戦が起こりました。
地域統合と民主化
ヨーロッパでは統合が進みました。1967年に3つの共同体をまとめてヨーロッパ共同体(EC)が成立し、1993年にはマーストリヒト条約が発効してヨーロッパ連合(EU)が発足します。東南アジアでは1967年に東南アジア諸国連合(ASEAN)が結成され、地域協力の枠組みとなっています。1995年には、GATTを引き継いで世界貿易機関(WTO)が発足しました。
南アフリカでは、白人以外の人々を差別する人種隔離政策(アパルトヘイト)が撤廃され、1994年にマンデラが黒人として初めて大統領になりました。中東では1993年に、イスラエルとPLOが相互承認してパレスチナ暫定自治協定に合意しましたが、和平はその後も実現していません。1997年には香港がイギリスから中国に返還されました。
21世紀の世界
2001年9月11日、アメリカで同時多発テロ事件が起こりました。アメリカはアフガニスタンを攻撃し、2003年にはイギリスとともにイラク戦争を始めます。2008年にはアメリカの大手投資銀行の破綻から世界金融危機(リーマン=ショック)が広がりました。
2010年末にチュニジアから始まったアラブ諸国の民主化運動は「アラブの春」と呼ばれ、いくつかの国で長期政権が倒れましたが、シリアなどでは内戦に発展しました。2016年にはイギリスが国民投票でEUからの離脱を選んでいます。
地球規模の課題への取り組みも進んでいます。1992年にリオデジャネイロで地球サミット(国連環境開発会議)が開かれ、2015年には気候変動対策の国際的な枠組みとしてパリ協定が採択されました。
一問一答
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用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。